コラム

2016.12.13

If all else fails

If all else fails, go get your hair cut.
何をやってもなんだかうまくいかない時、髪を切ってみたら…

このところ諸事情により心が塞ぎがちだった。
そこで、どうにも拭いきれない心のモヤモヤを解消すべく髪をバッサリ切ってもらった。和装の時にアップにできる程度の長さを保っていた髪を、やはり同じく和装の時にうなじがスッキリ見えるようにとベリーショートに切ってもらった。
結論から言うと、それでモヤモヤが完全に解消できたわけではない。
でも、見た目の明らかな変化は、頑なになっていた頭と心を解すカンフル剤となった。

昔から「髪は女の命」と言われているように、髪は女性にとって、いや男性にとっても同様に、大切なもの。髪の量、質、形、それらすべてによって見た目の印象は大幅に変わる。注文と異なる髪型にされたという理由で美容院が損害賠償を命じられたという判例も存在するくらい、人の外見に於ける髪の重要性は社会一般に認識されている。
それだけ大切な髪だからこそ、切ることによって得られる効果にも期待が持てる。
印象が薄い顔立ちのお笑い芸人が一風変わった髪型で個性をアピールして売れるようになることもあれば、何の特徴もないロングヘアの若手女優が髪をショートにしたことにより注目されるようになってドラマやCMに引っ張りだこになる場合もある。
それだけ影響力のある要素だからか、一度この髪型が似合うと思い込むと何十年も髪型を変えない人がいる。
元々他人から褒められるか似合うと言われたかで続けているのだから、まるっきり似合わなくなってしまうことはない。
しかし月日の流れのなか、古ぼけた印象-まるで色あせたカラー写真みたいな-になってしまう人が多いのも否めない。
芸能人など髪型がトレードマークとなっている人は徹底してそれを維持することも芸の内。
だが、そのような制約がないのであれば、時折髪型の変化で遊んでみるのも楽しい。髪型が変わると似合う服やメークも変わり、場合によっては似合わないと思っていたものが不思議と似合うようになる。同じ髪型を続けていれば楽で安心。その反面、印象がマンネリになり、自分がその印象にがんじがらめになってしまう場合もある。
たまには髪型でイメージチェンジを図り、自分の中に眠っている新たな魅力を引っ張り出してみては?

私の場合、子供のころから抵抗なく頻繁に髪型を変えてきた。中には大失敗と言える結果となったこともある。
とりあえず好きな髪型をしたモデルや女優の写真を美容師に見せて「こんな感じで」と注文したところ、仕上がりに愕然としたことは何度もある。例え写真とまるっきり同じ髪型に仕上げてもらったとしても。
さすがにこの歳になれば、自分の髪の量、質、生え方、顔や頭の形にはどのような髪型が似合ってどのようなものが似合わないかも大方わかるようになった。幸い信頼できる腕の良い美容師ともめぐりあえた。
ここ最近髪型を変えて完全に失敗したというケースはない。
それでも美容師の鋏が容赦なく私の黒髪に切り込んでいく瞬間、今でもドキドキする。大袈裟かもしれないが、自分のcomfort zone(自分にとって快適な既存の場所や状況)から一歩足を踏み出し、その勢いで色々な決断や行動に踏み切ることができそうな感覚が走る。
一度切ってしまった髪はすぐには元に戻らない。でも、生きている限り髪はまた伸びる。

同様に、何事もやってみないとわからない。

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